介護施設開業において、一番最初にやらなければならないのが事業計画の作成です。その内容次第で将来的な事業の成否が決まります。 　また、融資を受けられるかどうかも事業計画によって決まってきます。 　よって、どれだけ練りこまれた事業計画を建てられるかが開業が上手くいくポイントになってきます。

介護施設に必要な土地選びは、住宅用や店舗用とは全く異なる視点が必要です。特に、立地と価格におけるバランスを見極める必要があります。 　また、一見値段も安く立地などの条件が良さそうな土地でも、法的あるいはその他の落とし穴があり、建てる事が出来なかったり、建てるために多額の費用が必要だったりする事もよくあるので、専門家に判断してもらう必要もあります。

介護施設の設計を行うにあたって、大切なのは事業収支に見合った建物の計画を行う事です。 　立派な外観や便利な設備は確かに魅力的ですが、建設費が事業収支に対して高額だと、将来的に経営を圧迫することも考えられます。 　また、利用者が住みやすい環境にするだけでなく、職員が仕事をしやすい動線計画を考える事により、利用者および職員の満足度を上げ、安定経営を目指す必要があります。